取材日2022年8月29日
熊本で生まれ育ち大学進学で上京、卒業後に東京の不動産会社に就職し、大阪支社で約3年間勤めました。 不動産業の中でもPM（プロパティマネジメント）という不動産の運営管理全般を担う仕事をしておりました。 その後地元・熊本でもっと色々なことにチャレンジしたいと思い、熊本に戻り当社に入社しました。
当社は主に不動産業を営んでおり、2008年に新市街パーキングの運営を始め、その後駐車場事業を本格的に行うようになりました。
2013年には「水道町」、「白川公園」の立体駐車場を購入したことで、駐車場ブランドの「パークシティシリーズ」を確立し、現在では安政町・銀座通り・南坪井・中央街の駐車場を運営しております。
影響は大きく、駐車台数はコロナ禍前と比べて6～8割くらいです。同業の他の会社も同じような状況で特に夜の稼働が少ないようです。 長引くコロナ禍の中で何か明るく盛り上げていこうという想いが会社としても私自身もあります。
現在力をいれているのはパーキングでのイベント開催やキッチンカーの出店先等の場所の提供です。 キッチンカーとのコラボは、コロナ禍で実店舗が厳しくキッチンカーでやりくりされている飲食店の方が営業ができるようにと始め、カレー、ラーメン、ホットサンド、おにぎり・・・と様々なジャンルのお店に出店していただき、利用者や近隣の方からも喜んでいただいています。
また駐車料金についても、まちなかのお店利用とからめた割引サービスを行っており、イベントやキッチンカーへの場所提供も含め、「まちなか応援プロジェクト」と総称して活動しております。
Q3.水道町店の前にはくまモンの石像がありますね！
建てる前の状況として、観光客がパーキングに近い水道町エリアと比べて鶴屋さんも含めた下通・新市街エリアの方が多かったですし、特にアジア圏の海外旅行客に関してはくまモンスクエアの人気が高かったです。
ちょうどここに何か観光スポットあれば、下通・新市街エリアやくまモンスクエアから上通や上之裏通りへの人の流れも作れるのではないかという考えから、まちの回遊性を高めることを目的に、海外の方のファンも多い「くまモン」の石像を建てることになりました。
ちなみに総重量は2トンです！
Q4.今度水道町にビルを建てられるそうですね。
水道町のパーキングの隣に6階建てのビルを現在建設中です。
2F～6Fオフィスで、1Fと2Fの一部は店舗が入る予定です。
2023年の年内までに竣工予定で、敷地面積で約170坪くらいです。
Q5.熊本の中心市街地（まち）について、現在の魅力と課題はそれぞれどんなところだと思われますか？
魅力はやはり「熊本城が見える商店街」があるということじゃないでしょうか？
今はコロナ禍で少ないですが、TSMCの進出もあり今後インバウンドが再び盛り上げることも予想され、観光面での可能性も大きいと思います。
あと、個人的に漫画「ＯＮＥ ＰＩＥＣＥ（ワンピース）」が大好きなのですが、作者の尾田栄一郎さんが熊本市出身であり、その点も全世界からもっと注目されるポテンシャルを有していると思っています。
課題は、若者、特にティーンエージャーのまち離れがすすんでいることです。直接話を聞くと、「遊びに行くときは熊本の街にはあまり行かず福岡まで行く」といった声も耳にしますし、熊本の中心市街地の魅力を十分感じてもらえていない気がします。
これからは熊本の担い手である若い皆さんとも一緒に取り組めるような環境や機会を作り、老若男女で様々な意見を交えることで、より多くの方に好きになってもらえるような街づくりを行っていきます。
Q6.今後の抱負についてお聞かせください。
現在多くの商店街組織に所属しているので、そのネットワークを活かして、まちなか、そして熊本全体を盛り上げていきたいと思っています。
駐車場の仕事だけですと一人一人のお客様とのつながりは限られるので、イベントなども行いながら地域密着型で盛り上げていける会社にしていきたいですね！
インスタグラムでもほぼ毎日イベント情報を挙げておりますので、お時間があれば「パークシティ」で検索してみてください！
ー本日はありがとうございました！
株式会社パークシティ24ｈ
住所：熊本県熊本市中央区安政町7番24号(本社)
ウェブサイト：https://parkcity24.jp/
TEL：096-355-9977(本社)
