取材日2022年2月11日
Q1. まずはこちらのギャラリーのご紹介をお願いします。
昨年の6月にリニューアルオープンし、名前も「崇城大学ギャラリー」から「SOJO GALLERY」へ変わりました。旧ギャラリー時代は、一般の方にも利用していただいていましたが、リニューアルオープン後の現在は崇城大学の関係者（現役の学生や卒業生、教員）に限って利用してもらっています。
その他に学校を限らず高校の美術部などにもご要望があれば貸し出しています。
Q2.ギャラリーが新しくなったということですが、何かこだわりなどございますか？
新しいスタイリッシュなホテルと色調や雰囲気がマッチするように設計されています。
インテリアや備品も展示スペースに合うものをデザイン学科の教員がセレクトしました。
Q3.ホテルの1スペースと間違って入ってくる方もいらっしゃるのではないですか？
はい、かなりいらっしゃいます。（笑）
ホテルをご利用の方で、こちらのギャラリーを覗いて行かれる方が多いです。
以前よりも一般の方の来場が増えて、客層も旧ギャラリー時代とは変わってきたと思います。
運営スタッフの中には大学の非常勤講師もおり、大学の授業がない時にスタッフとして週に1～2日手伝ってもらっています。展示作業も慣れていないといけないですし、来場者の方への説明も必要ですので、今のところ皆さん崇城大学芸術学部の卒業生です。
Q4.こちらのギャラリーを運営していく上でのやりがいはどういったところですか？
やっぱりホテルを利用されている方がいらっしゃったり、ショーウィンドウが電車通り沿いにあるので、それを見て入ってこられた方などが感想を言ってくださったりして、大学の関係者以外の一般の方との交流が生まれていることはとてもありがたいです。
スタッフは制作・製作をしている人が多いということもあり、お客様からのそういった生のリアクションを感じることができることはとても良いと思いますし、授業の方でもフィードバックさせていただいています。
また、このギャラリーでは販売は行っていませんが、展示された作品を見られた方が、その作品をぜひ欲しいということになったり、デザインの仕事を依頼されたりと、次の展開につながることも期待しています。ギャラリーの存在が作品と社会とのつながりを意識するきっかけにもなってくれることを願っています。
Q5.熊本の中心市街地についてどういったところが魅力だと思われますか？
最近はCOCOSAやサクラマチなど新しい施設が出来て、都会的になったという印象ですね。熊本地震の後は特に新しいビルも増えて新陳代謝がすすんでいるような気がします。
コロナ禍で今は人出が少ないですが、街なかの雰囲気は明るいですし、出てきたくなるようなお店がどんどん出来ていますよね。
あと、すぐ近くに熊本城という歴史的な建築物もあったり、老舗の店もあったりと、新しさと古さが融合している点も魅力的だと思います。街のど真ん中から熊本城が見ることができるのは他県から来られた方にも自慢したくなります。
Q6.逆に熊本の中心市街地に対して今後どういった部分を求めたいですか？
個人経営のギャラリーなどがもっと出来て、一般の方が身近に美術に触れる場所がもっと増えてくるといいですよね。美術作品を売り買いする場所が現在は中心部に少ないような気がします。
特に卒業生で制作活動を継続している方にとってはそういった場所が増えることはありがたいですので、商店街や街のお店の方々ともいろんな形で連携していきたいですね。
Q7.現在のコロナ禍の中で対策されていることや影響についてお聞かせください。
対策については、他のお店などと同じように入口での検温・消毒を実施しています。
また、展示作業が月曜日なのですが、その際できるだけ密にならぬように注意しています。
影響については、リニューアルオープンしたのがすでにコロナ禍の最中でしたので、コロナ禍前との比較ができませんが、来場者の方は感染者の増減に応じて波がありますね。感染者が少なかった時期はだいぶ来場者も増えていました。
イベント自体はコロナ禍の影響で日程変更はあっても中止になったことはなく、今のところ全て予定通り開催できております。
Q8.最後に、KUMAMOTOPICSをご覧になっている方へメッセージをお願いします。
当ギャラリーは入場無料ですので、ぜひ気軽に見にいらっしゃってください！
様々な作品から若いエネルギーを感じていただきたいと思います！
SOJO GALLERY
住所：熊本市中央区花畑町10-22
ダイワロイネットホテル熊本1F
営業時間：10:00~18:00
店休日：月曜日、年末年始、学校内行事期間
TEL：096-288-0801
