Q3.今回のコロナ禍の影響はいかがですか?
2月中旬までは予定通りイベントも行われていたんですが、その後は全部キャンセルになりました。3月からしばらく休業してから、5月後半から再開しました。8月・9月にはまた大きなイベントが開催されそうだと思っていたら、また第二波でそれが流れて、大きいイベントは12月までずっとキャンセルですね。
アマチュアバンドの中には、メンバーに医療関係者や看護施設関係者の方がいらっしゃって、仕事や職場のこともあり、開催を断念されるケースも多かったです。
第一波の時は持続化給付金や助成金などがあって助かりましたけど、第二波の現在はそれがなくて逆に厳しいですよね。今はもう来年春くらいまでは続くという想定のもとで計画をするようにしています。
Q4.対策はどのようなことをなされているのですか?
そうですね、これだけ問題が深刻化する中でライブを続けるために、まずはガイドラインに沿ってしっかりと対策を行おうと努めております。パーテーションや出入口の消毒液の設置し、ステージ全面にも大型のアクリルパーテーションを立てています。本番中に照明が暗るなると、観客からは演奏者がきれいに見えるんですが、逆に演奏者はこのアクリルが鏡のようになって観客が見えなくなってしまうんですよね。「檻の中の動物になった気分がしました」と言われた演奏者の方もいました(笑)
そのほかにも、来場者の方には検温を行って、名前や電話番号も記入してもらっています。万が一の時は連絡がとれるようにしておかないといけないからですね。
ー様々な対策を徹底してされているんですね
コロナ禍でどうしても会場に来れない方向けに配信を始めたライブハウスも多いようで、色々な楽しみ方ができるようになったこと自体は、今回のコロナ禍によって生まれたプラスの面なのかなと思っています。
ただ、やっぱり「生」の感動は行った人しか分からないものです。
「新しい生活様式」のもとで、ライブ会場にパーテーションを設置したり、無観客でのライブ配信なども開催されるようになっていますが、やはり一時的なものであってほしいと願っております。そもそもいわゆる「三密」こそイベントやライブの醍醐味だったわけですしね。